新型コロナは「第9波」インフルも季節外れの流行…“ダブル流行”で学級閉鎖が増加　医師は「例年にない状況」

#新型コロナは「第9波」インフルも季節外れの流行…“ダブル流行”で学級閉鎖が増加　医師は「例年にない状況」

新型コロナウイルスの感染が「第9波」として拡大しているこの時期、同時に季節外れの流行とも言えるインフルエンザにも注意が必要です。全国各地で学級閉鎖の例も増えています。

感染の広がりを抑える行動を

9月15日、3連休直前の大阪府堺市のクリニックで、多くの患者が発熱外来を訪れました。その日の午前診療で、8人のうち6人が新型コロナウイルスの陽性と判定されました。新型コロナウイルスの感染が「第9波」として広がっており、状況は深刻です。

藤田聖子院長は患者に対し、「政府は療養を5日間と定めていますが、その後も2日間ほどは陽性になる可能性があるので注意が必要です。学校でマスクを外して他の人と接触すると、その2日間で感染するリスクが高まります。しっかりマスクをしてください」と呼びかけました。

藤田聖子院長は、本来であれば8月後半にピークを迎え、徐々に収束していくはずのインフルエンザが、2〜3週間にわたって流行し続けている状況に驚いています。「体育祭の前だから」「大事な試合の前なので検査はしたくありません」といった理由で検査を受けたくないという声も多く寄せられています。ただ薬だけを求める患者も増えているのが現状です。

これまで以上に感染の広がりを抑える行動が求められています。