ロシア外務省は、アゼルバイジャンによるナゴルノカラバフ(Nagorno-Karabakh)での軍事作戦に際し、ロシアの平和維持部隊が介入しなかったことにアルメニアが反発していると25日に非難しました。そのため、アルメニアはロシアとの関係を断ち切る意志を示しています。
アゼルバイジャンとナゴルノカラバフ問題
アゼルバイジャンが行った軍事作戦に対し、ナゴルノカラバフのアルメニア系武装勢力は武装を解除しました。これに対して、アルメニアのニコル・パシニャン首相は、ロシア主導の旧ソ連圏の集団安全保障条約機構(CSTO)が「役に立たない」と批判しました。
ロシア外務省の反論
これに対し、ロシア外務省は、「ロシアとの多面的かつ何世紀にもわたる関係を意図的に破壊しようとしたり、自らの国を西側の地政学ゲームの犠牲にしようとしたりするのは大きな過ちだ」と指摘しました。さらに、ロシアは常に国家としてのアルメニアを尊重してきたにもかかわらず、アルメニアが「ロシアとアゼルバイジャンに協力せず、西側につこうとしている」と非難しました。
アルメニアがロシアとの関係を断ち切る動きを見せている背景には、ナゴルノカラバフ問題が深く関わっています。アルメニアとアゼルバイジャンの間で争われているこの地域は、双方にとって重要な意味を持っており、緊張が高まっています。
まとめ
アルメニアがロシアとの関係を断ち切る動きを見せていることが報じられました。ナゴルノカラバフ問題において、ロシアの立場とアルメニアの立場が対立していることが背景にあります。今後の展開に注目が集まります。
ソースリンク: 日本ニュース24時間