ウクライナ軍が「黒海艦隊司令部への攻撃で34人の将校が死亡した。この中には黒海艦隊司令官も含まれている」と発表しましたが、ロシア国防省は黒海艦隊司令官のビクトル・ソコロフ大将が会議に出席している画像と映像を公開しました。
映像に映るソコロフ大将は全く動かないという指摘は考えすぎのような気がする
今月22日にロシア軍占領下のセバストポリにある黒海艦隊司令部で爆発が発生し、ウクライナ軍の特殊作戦部隊(SSO)は「入念な下準備によって黒海艦隊司令部で会議が行われている最中に司令部建物を攻撃することに成功した。この攻撃で数十人の死傷者が発生し、この中には黒海艦隊の司令官も含まれる」と発表しました。しかし、ロシア側はこれを否定しています。
ロシア国防省も26日、ソコロフ大将が参加する会議の写真と映像を公開したため、SSOの発表は否定された格好です。しかし、ウクライナメディアは「映像に映るソコロフ大将は全く動かない」と指摘し、生存説に疑問を呈しています。
ロシアがあまり大きな嘘をつかないことを考えると、映像に映るソコロフ大将は全く動かないという指摘は「考えすぎ」のような気がします。
ショイグ国防相が心臓発作で倒れたという噂が出回った時も、「プーチン大統領のモニターに映し出されたショイグ国防相は一切発言を行わず、11日の安全保障会議で着用したものと同じ背広を着ており、彼が映る部分だけ奇妙に画面が乱れるなどの不審な点が多く、画面に登場するショイグの映像は過去の使いまわしだ」という指摘がありましたが、ショイグ国防相は健在で、「映像の使いまわし説」も「心臓発作で倒れた」という話を正当化するデマに過ぎなかったのです。
ロシア国防省によると、ビクトル・ソコロフ大将の会議への出席を証明する公開画像と映像は信憑性が高く、ウクライナ側の発表は事実ではないとしています。
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※アイキャッチ画像の出典:Минобороны России
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