ウォーキングの新常識 「回数分けても大丈夫?」「早歩きが良い?」効果的な方法は

ウォーキングのメリット

ウォーキングは、肥満解消、血圧や血糖値の改善、心肺機能の改善や骨粗鬆症の予防などの効果が見込まれます。

画像1

■「30分の運動1回」と「10分の運動3回」効果の差は?

画像2

回数を分けても大丈夫なのでしょうか。

20分以上運動しないと脂肪が燃焼しないと言われますが、1日30分の運動を1回行っても、10分の運動を3回行っても、体重や脂肪の減少(減量)効果に差はありません。
減量を目的とした場合、同じ運動であれば、効果は総運動時間に対応する、ということです。

■疾患リスクの差は「心肺持久力」

画像3

ウォーキングのやり方によっては、メリットもあります。
グラフの右に行くほど、運動量のある人、心肺持久力のある人になります。
運動量のある人とない人を比べても、疾患リスクに大きな差はありませんが、心肺持久力がある人とない人を比べると、心肺持久力のある人の疾患リスクは大きく減少します。

■「早歩き3分」と「普通歩き3分」を1セットで

画像4

心肺持久力を高めるための、効果的なウォーキング法です。信州大学大学院の能勢特任教授が提唱しています。

インターバル速歩です。
早歩き3分と、普通歩き3分を1セット。
早歩きは「ややきつい」と感じる程度で、1日5セット、合計30分、週4日が目標です。

インターバル速歩の健康効果

インターバル速歩の健康効果です。
60歳前後の中高年を、一日8000歩以上のウォーキングを行うグループと、1日15分以上のインターバル速歩を行うグループに分け、5カ月間、週4日以上行った場合で比較しました。

最高血圧が、ウォーキンググループより、インターバル速歩グループの方が3倍減りました。

【動画】病気になったら…いくらかかる?糖尿病・大腸がんの値段

記事の元のリンク:日本ニュース24時間