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ビッグモーター外観
客から預かった修理車両に傷を増やし、保険金を水増し請求するなどの行為が発覚した、中古車販売大手のビッグモーター。和泉伸二新社長は7月26日、約2時間にわたり国交省による聴取に応じた。焦点は、「保険金の不正請求」が、依頼を受けていない整備による料金請求を禁じた「道路運送車両法違反」に該当するかどうか。違反の疑いが強まれば国交省は整備工場に立ち入り検査をする方針で、民間車検場の指定取り消しや、事業停止などの処分が下る可能性がある。
【映像】ビッグモーター新社長 社員からの評判は?
また、各地の店舗前で除草剤がまかれた可能性や、内部告発の「工場長から指示はあった」という回答が改ざんされたことが判明。改革として全店で使用していたLINEの使用停止とアカウント削除の指示が出されたが「証拠隠滅にならないか?」と問われるなど、多くの課題が残るビッグモーター。今後どうなるのか、元社員や現役スタッフなど50人以上を取材した自動車生活ジャーナリストの加藤久美子氏に話を聞いた。
国交省がビッグモーター新社長らを聴取
━━民間車検場の指定取り消しや事業停止となった場合のダメージはどれほど大きい?
加藤氏:「指定工場(民間車検場)」は国に代わって車検を通すことができる、整備工場の中で一番上のランク。そこで車検ができなくなると、認証工場の資格が残っていれば車検のための整備はできるが、車検そのものは運輸支局などに1台1台持ち込まなければならない。人員も時間も必要になり、手間がかかる。
━━損保各社に水増し請求した保険金の返金を行うことになるが、今回の不正による経営への影響は?
加藤氏:昨年9月の経常利益は44億円あったが、少しずつ減ってきて今年の4月は7億円台まで落ちた。5月は9億円台まで回復したが、今後10億円を超えるのは難しい状況になると思う。
板金部門に関しては、内部告発後にいろいろな調査が入っていて、昨年3~4月ごろから毎月1億5000万円の赤字が1年以上続いているということだ。厳しい状況になっている。
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