「お腹が空いたのでごはんを」…韓国から強制出国させられ再度密入国する中国人

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韓国での働き経験を持つ中国人が、韓国から強制出国させられた後に再び密入国を試みていることが明らかになりました。

海洋警察と軍により、中国人22人が韓国忠清南道保寧で密入国を試みた際、逮捕されました。保寧海洋警察署では彼らを留置場に収監し、取り調べを行っています。取り調べの中で、出発地点や移動経路、密入国目的、韓国側の関与などについて集中的に追及されました。彼らが出発したのは中国山東省威海であり、保寧までの直線距離は約350キロメートルで、航行速度が40ノット(時速74キロメートル)の場合、7〜8時間かかります。

海洋警察関係者によれば、保寧近海は水深が浅く、潮流が速くない時期であったため、密入国の目標地点として選ばれたと考えられます。ただし、泳いで上陸を試みたことから、保寧が目的地ではなく、出発した地点を選んだ可能性もあります。

密入国者の計画と移動先

取り調べの結果、彼らは韓国に到着後、協力者と会わずに個別に移動する予定でした。彼らのほとんどは以前に韓国で働いた経験があるため、仕事を見つける場所を知っていました。逃げ検挙された1人も、知人が住む場所を把握しており、タクシーに乗って1人で移動しました。

密入国者は互いに見知らぬ者同士であり、1人から最大3人までがお金を出して船に乗りました。逮捕された中国人の中には、京畿道安山に逃走した1人の名前や顔さえ正確に知らない者もいました。彼らが船にいくら払ったのかも現在調査中です。

過去に韓国忠清南道泰安を通じて密入国した中国人21人は、1人当たり10,000元を集めてボートと装備を購入しました。彼らは海岸に到着後、待機していたワゴン車に乗り、全羅南道のタマネギ農場に移動しました。彼らを運んだのは不法滞在中の中国人2人であり、海洋警察により逮捕された後は全員が強制出国させられました。

密入国者の言語能力と専門家の提案

海洋警察によると、密入国者の大部分は韓国語でコミュニケーションが可能であり、特に問題はなかったとのことです。ただし、関連規定に基づき通訳が同席していました。また、留置場に収監された中国人は、食事時になると「お腹がすいた。ごはんをくれ」と要求するそうです。

専門家らは、逮捕された中国人を起訴せずに早期に強制出国させることが最も賢明な方法だと提案しています。なぜなら、密入国を試みた中国人を長期間拘留することは税金の浪費になるからです。関係機関によれば、検察が強制出国を決定すれば、送検後すぐに執行できるとのことです。

海洋警察関係者は、「中国人は逮捕された後も特別な罪の意識を持たず、食事や寝床などの便宜をすべて要求します。検察との協力が必要ですが、犯罪容疑が明確なため、早期に強制出国させるべきです」と話しています。

記事の元のリンク:ニュースヤフー

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