「岸田政権がおじいちゃんから支持される理由」- 日本ニュース24時間

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岸田文雄首相が率いる政権は、若者や女性からの支持が低いという調査結果が示す実態が明らかになりました。時事通信が実施した10月の世論調査によれば、岸田内閣の支持率は前月比1.7ポイント減の26.3%で、自民党の支持率も同様に低下し、21.0%に達しました。この調査から浮かび上がるのは、高齢男性が政権を主に支えているという事実です。

支持率は世代によって大きく異なる

調査によると、岸田内閣の支持率は各世代で異なる傾向があります。たとえば、29歳以下の若者の内閣支持率はわずか10.3%に過ぎません。一方、70歳以上のシニア世代ではなんと36.0%もの支持率を獲得しています。このように、若者と高齢者の間には25.7ポイントもの開きが存在しているのです。

男女別の内閣支持率も興味深い結果となりました。男性の支持率は29.9%に対し、女性は22.5%となっており、男女間には7.4ポイントもの差があります。つまり、男性と高齢者が政権を相対的に支持しており、若者と女性の支持が低い傾向が見受けられるのです。

安倍政権との比較で浮かび上がる特徴

比較的高い男性支持率と極端に低い若者支持率は、岸田政権の特徴と言えます。過去の政権と比べてみると興味深い結果が見えてきます。たとえば、発足1年で退陣した菅義偉内閣の支持率は男性が女性を上回っていましたが、岸田政権では若い世代の支持が著しく低いということが明確になりました。

安倍晋三政権との比較では、世代間の支持率の差が小さいことも浮かび上がります。特に70歳以上の世代が高い支持率を示し、他の世代は2割台となっています。高齢者が評価された要因としては、新型コロナウイルスのワクチン接種において最優先で取り組んだことがあげられます。自民党の支持率も23.7%と低くなっています。

このように、岸田政権の支持者は主に高齢男性が中心であり、若者や女性の支持が低い現状が明らかになっています。

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