参院議院運営委員会の末松信介委員長は5日の議運委理事会で、衆参両院本会議でそれぞれ行っている安倍晋三首相の所信表明演説を、衆参いずれかで1回にまとめて行うよう検討したいとの山東昭子議長の提案を理事会に出席した各会派に伝えた。野党側は慎重に対応すべきだとの考えを記者団に示した。
出席した理事によると、「今後の検討事項」として、ノートパソコンの本会議や委員会への持ち込みを可能にすることなども挙げられたという。
山東氏は1日の参院本会議で議長に選出された際、あいさつで「社会情勢に応じ思い切った改革をしながら、言論の府として役割を果たすよう尽くしたい」と述べていた。