アメリカのファミリードラマ「フルハウス」に出演した俳優のジョン・ステイモスさんが、新たに発売される自身の回顧録で、子ども時代にベビーシッターから性的虐待を受けていたことを明かしました。
虐待の暗い影がいつも頭にあった
ステイモスさんは、子ども時代の虐待被害について「いつも頭の片隅にあった」と振り返りました。しかし、他の虐待を経験した人々と同じように、自分の中にしまい込んでいたとも語っています。当時、被害を誰にも話さなかったのです。
ステイモスさんにとって加害者は、彼のベビーシッターでした。子供の彼が「死んだふり」をすると、シッターは加害行為をやめるそうです。
ステイモスさんの意図とは?
ステイモスさんの回顧録では、性虐待の被害について触れた部分は1ページ程度です。ステイモスさんは、この意図について「見出しをそういった話で終わらせたくなかったし、この本の内容もそれに焦点を当てたくなかった」と説明しています。
「この本には、1ページ程度だけですが、そのことについて話す必要があると感じました。それは奇妙なことでした。おそらく、それは10歳か11歳の頃の出来事だったと思います。ただ、そのような感情に対処することは、当時の私には求められるべきではなかったのです」と述べています。
ステイモスさん自身は、子供の父親でもあります。「もし誰かが私の息子に同じことをしていたら?それはまったく別の話になるでしょう」と語っています。
回顧録『If You Would Have Told Me』の発売
回顧録の出版が公表された2022年9月、ステイモスさんは以下のように述べました。
「正直に言うと、この本を書いている間に、私には語るべきことが100万あると気づきました。そして、そのうちおそらく皆さんが興味を持つのは少なくとも400くらいのことだと思いました。これほどまでに多くのことを明かすことは、心の浄化と癒しにもなりますが、時には胸が張り裂けそうになることもありました」
「この本は、人生のささやかな瞬間に恵みを見出すための告白と挑戦の間にあるものです」
『If You Would Have Told Me』は、10月24日に発売されます。
ステイモスさんは、児童虐待の被害者を支援する活動に長年取り組んできました。虐待の予防に取り組み、虐待を受けた子どもとその家族をサポートする非営利団体「チャイルドヘルプ」のアンバサダーを20年以上務めています。
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