京都府警中京署で勾留中の19歳の女性に、京都弁護士会の弁護士がシャツにブラカップを縫い付けた「ブラトップ」を差し入れようとしましたが、府警に断られたとして、弁護士会から抗議の声が上がっています。
女性は「胸が透けていないか不安で恥ずかしい」と訴えており、着用を望んでいましたが、府警は「自殺に使われる危険がある」として認めていません。
女性は7月12日に京都市内で大麻0・7グラムを所持したとして、大麻取締法違反容疑で逮捕されました。留置先の中京署で、女性の弁護士が同19日にタンクトップ型のブラトップを差し入れようとしましたが、「京都では認めていない」と断られたそうです。
女性は警察官の取り調べにスエットやジャージーを着用し、服が体に張り付かないように両腕を前に寄せて布を余らせるなどの工夫をしていたとのことです。しかし、胸部の透け具合に不安を感じ、取り調べに集中できないと訴えています。
弁護士はブラトップ着用を認めない府警の運用が「人格権」の侵害だと考え、府警本部長などに宛て、是正を申し入れました。
一方、大阪府警では留置施設でのブラトップの着用を認めています。法務省によれば、全国の拘置所や少年鑑別所では訓令に基づき、貸与されたブラジャーの着用が認められています。
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