大統領の頑固さがウクライナの柔軟性や選択肢を狭めている

ウクライナの状況について、米国のTIME誌が報じています。ウクライナ軍の関係者によると、大統領府がホルリウカ(ゴルロフカ)の奪還作戦を要求してきたということです。この報道によると、ウクライナは直面している最大の問題は「ロシアとの戦いに対する国際的な関心の低下」だと言われています。ゼレンスキー大統領は、戦争への疲労感が押し寄せてきていると述べており、大統領の側近も政府内部の腐敗と戦うよう執拗に求める声や、終わりの見えない戦争への熱意が薄れていく現状について「大統領は怒っている」と答えています。

ゼレンスキー大統領の外交顧問は訪米中止を進言したらしい

ゼレンスキー大統領の訪米が予定されていた今年9月、議会指導者達はゼレンスキー大統領の議会演説を拒否し、さらにオプラ・ウィンフリーによるインタビューも実現せず、ゼレンスキー大統領の外交顧問は訪米中止を進言したと言われています。

ウクライナでは武器不足よりも人員不足が深刻化している

ウクライナでは新兵の確保が困難になっていると言われています。軍事委員会の不正や動員に絡む問題が指摘されており、ウクライナ軍関係者は「ウクライナでは武器不足よりも人員不足が深刻化している」と述べています。

キーウに政治が戻ってきたと語るゼレンスキー大統領

ウクライナの社会には汚職や不正が蔓延しており、これが欧米の支援国との緊張を招いています。ゼレンスキー大統領は改革リストを送付され、改革の内容はウクライナ社会のヒエラルキー最上部の人間をターゲットにしています。しかし、明るみになるスキャンダルが次々と出てきているため、ゼレンスキー大統領は政権・政府職員に「何も買うな、休暇も取るな、机の前で静かに仕事をしろ」と厳命しています。

これらの情報は、米国のTIME誌が報じたものですが、一部は確認が難しい部分もあります。しかし、ウクライナの現状に関する新たな情報として興味深い内容だと思われます。

出典:日本ニュース24時間