なぜ人里に子グマ? 病院でガラス越しに威嚇 田んぼで堂々と稲を食べる…専門家「親がいない子グマは人の怖さを知らない」

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人里に現れた子グマの話題が秋田県で注目されています。10月19日、ある病院の敷地内でクマが目撃され、ガラス越しに威嚇する様子が撮影されました。今回の事件について、専門家は「親を失った子グマが人の怖さを知らないため、大胆な行動に出てしまう可能性がある」と分析しています。

なぜ人里に子グマだけが? 今後増える可能性も

専門家によると、侵入した子グマは「親を失った個体」ではないかと思われます。子グマは生後2か月ほどから親と一緒に行動し、人間の存在に慣れていきます。しかし、秋田県では多くのクマが駆除されており、母グマが駆除された場合、子グマは母親との絆を失い、人間の怖さを知らないまま大胆な行動に出ることがあります。

また、別の映像では、田んぼで稲を食べている子グマが目撃されました。親グマの姿は見えず、子グマたちは人目を気にせずに行動していたそうです。専門家によると、これは親が駆除されて子グマたちだけが生き残り、人里で餌を探すようになった可能性があります。このような子グマが増えると、餌不足の時に人里に出てくる可能性があり、人間との接触が増えるかもしれません。

このように、親を失った子グマの存在が問題となっています。人間とクマの共存を考える上で、専門家の意見や対策が重要です。

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