末期のすい臓がん公表の叶井俊太郎氏、約30キロ痩せてしまったことを明かす

叶井俊太郎氏(56)

末期のすい臓がんに体を蝕まれている叶井俊太郎氏(56)が、去年から約30キロ痩せてしまったことをABEMAエンタメのインタビューで明らかにしました。

叶井氏のプロデュース活動について

叶井氏は映画プロデューサーとして、数々の映画作品を企画・プロデュースしてきました。特に2001年に買い付けたハリウッド映画『アメリ』は国内で大ヒットしました。また、私生活では2009年に漫画家の倉田真由美氏と結婚し、子供も2人います。

叶井氏はインタビューで、「私は毎日充実して楽しく生きることを心掛けています。やりたいことしかやらず、我慢はしませんでした」と語ります。自身の人生においては、やりたくないことをせず、自分がやりたいことに集中してきたそうです。

すい臓がんの進行と現在の体調

現在、叶井氏のすい臓がんはステージ4の末期まで進行しており、最近の診察で肝臓にも転移していることが明らかになりました。

インタビュアーは「現在の体調はいかがですか?」と尋ねます。すると叶井氏は「体調は悪いですよ。末期がんですから、めちゃくちゃ悪いんです。特に症状はありませんが、毎日だるくて集中力も続きません。約2〜3時間が限界で、その間に超人的な力を振り絞って仕事をこなします。ただ、夜になると疲れが出てきてしまうので、毎日の動きも面倒に感じます。食事も取りづらくなってきています。去年の9月に胃を半分切除し、食道と小腸をつなげる手術を受けましたが、それ以降食事が減ってしまい、約30キロも体重が減ってしまいました」と答えました。

治療の選択と人生のゴール

すい臓がんが見つかったのは2022年の6月でした。医師からは治療をしなければ半年間の余命と宣告され、治療に専念するか、自分の残りの時間を自由に使うかの選択を迫られました。叶井氏は抗がん剤治療の成功率が10%〜20%と言われたため、治療をやめることを決断しました。治療には長期の入院が必要であり、その間は仕事ができない状況になると判断したからです。そこで叶井氏は医師や家族と相談し、治療を選ばずに仕事を優先する道を選びました。

残された半年間と仕事への取り組み

「半年間でやろうとしたことはありますか?」という質問に対し、叶井氏は「仕事をすべて先にこなそうと思い、すべてを前倒しで進めました。翌年の仕事もありますので、それらも含めて前倒しで進めました。結果的には忙しさが増しましたが、その作品に関しては上映の場所も確保済みでしたので、あとは任せました。要するに土台を作ったのです。だから自分が関わっている映画の仕事は順調に進んでいます。すい臓がんになったからこそ、周りの人々が理解と支援を示してくれるのです。この状況においては、仕事が早く進んでいると言えます。全く後悔もなく、やり残したこともありません。全てのことをやり遂げたのです」と語ります。

(出典:ABEMA NEWS

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