「クマ出没の町」でまさかの遭遇…8頭も同時侵入!カメラが捉えた驚きの光景

イントロダクション

「毎日来る」という、クマの出没が相次ぐ町。その町を緊急取材しました。取材班の目の前にもクマが現れ、緊迫した瞬間を追いました。この記事では、相次ぐクマの出没に騒然とする町の様子を詳しく紹介します。

クマの写真

警察官も出動!騒然とする住宅街でのクマ出没

岩手県花巻市でのクマ出没事例

岩手県花巻市では、クマによる民家への侵入が起きています。花巻市猟友会の藤沼弘文会長は、現場に駆けつけ、「街のど真ん中でクマが目撃された」と話します。民家の隣には病院もあり、非常に危険な状況です。

地元の猟友会が現場に到着した際に撮影された映像には、体長1メートル以上のクマが柿の木に登っている様子が映っていました。警察官も出動し、住宅街は大騒ぎになりました。

藤沼会長は、「クマがいるから、(住民は)外に出ないでほしい。クマが飛び出してきたら、危険ですからね」と注意を呼びかけます。ハンターたちは、クマの目撃された民家の裏庭に向かいました。警戒しながら進むと、クマはどこかへ逃げてしまっていました。

藤沼会長は、「クマが逃げたみたいだね。隙間から逃げたんだ。でも、逃げてくれてよかった。クマが居座っていたら大変だからね」と話しました。

クマの噛み痕も…被害者男性の証言

岩手県でクマに襲われた男性の体験談

今年、岩手県ではクマによる人身被害が深刻化しており、過去最悪のペースで42人の被害が報告されています(2022年11月1日時点)。

ある番組スタッフも、雫石町を走行中にクマに遭遇しました。民家の庭先で何かを食べているクマがおり、場所からして母グマと子グマということがわかりました。スタッフたちは車内から約30メートルの距離でクマを目撃しました。

ツキノワグマは、母グマが子グマを守るために人間を襲う可能性が高いとされています。実際、佐藤誠志さんは今年9月にキノコ採り中に親子グマに襲われました。佐藤さんの左腕にはグマに噛まれた痕が今も残っています。

佐藤さんは、杖を持っていなかったら命を落としていたかもしれないと振り返ります。「杖がなかったら終わり。何の抵抗もできないよ。3〜5秒で終わっていたよ」と話しました。

クマによる被害…住民生活の脅威

雫石町でも、今年だけでも4件の人身被害が発生しています(2022年11月1日時点)。

ある男性は、犬の散歩中にクマに襲われる危険な目に遭いました。男性は「いつものように散歩中、突然犬が何かに反応しました。薮の中を気にしている様子でした。その瞬間、約1メートルほどのクマが薮から飛び出してきたんです。必死に大声を出してクマを威嚇すると、クマは去っていき、男性は一命を取り留めたのです」と話しています。

また、別の日には、クマが犬に警戒して木に登った事例もありました。男性は「これまでもクマに遭遇したことはありましたが、今年は特に多いですね」と話しています。

記事のソースリンク: 日本ニュース24時間