文大統領、安倍政権批判に照準 全面対決は回避も


5日、ソウルの韓国大統領府の会議で発言する文在寅大統領(同府提供・共同)

 【ソウル=名村隆寛】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は8日、日本政府による韓国への輸出管理厳格化などの措置について「結局は日本を含め全員が被害者になる勝者のないゲームだ」と強調した。安倍政権批判を重ねて強調しつつ、国民を巻き込んだ全面対決を避ける意図も見え隠れする。

 文氏は同日の国民経済諮問会議で、経済専門家らを前に「日本のこれまでの措置だけでも両国の経済や国民のためにならない」と指摘。また、「日本は自由貿易秩序の恩恵を最も多く受け、自国が必要な時、自由貿易主義を積極的に主張してきた。今回の措置は非常に二律背反的だ」と批判した。さらに「日本が一方的な貿易報復で得る利益が何なのか、分からない。利益があっても一時的にすぎない」と語った。

 一方、文氏は「当初、日本は(日本企業に賠償を命じた)韓国最高裁の強制徴用判決を理由に掲げたが、その後、戦略物資の輸出管理の不備のためと言葉を変えた。本当の意図が何か疑問だ」と述べ、安倍政権の対応を批判。「弁明をどう変えようが、最高裁判決に対する経済報復だ」と断言した。

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