アイスランドの火山が爆発する可能性が高まり、当局が非常事態を宣言しました。この危機的な状況により、周辺の集落の数千人が避難を余儀なくされました。
アイスランド気象庁によると、南西部のグリンダビークでマグマが噴出する可能性が高まっていることが判明しました。この地域では最近、地震の頻度が急増し、火山活動による被害も報告されています。
この危機に対応するため、当局はグリンダビークの住民約3,000人を緊急避難させ、非常事態を宣言しました。気象庁によれば、まだ具体的な噴火の地域やタイミングは把握されていないものの、「北側からグリンダビークに向かって、相当量のマグマが動いている可能性がある」とのことです。
さらに、最近では地震の活動が以前よりも遅くなるなど、マグマが地表近くに接近している可能性も指摘されています。
アイスランドは火山活動が頻繁に起こる地域であり、2010年にはエイヤフィヤトラヨークトル火山の噴火により、欧州は火山灰で覆われました。2014年には東部のバルダルブンガ火山が活動し、赤色警報が発令されるなどの事態もありました。そして、今年の3月にはファグラダルスフィヤル火山が爆発しました。
今回の火山活動の激化による非常事態宣言は、地元の住民の安全を確保するための重要な措置と言えます。
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