北九州市長、議会ときしみ 会派の予算要望、延期や急きょ変更

北九州市の武内和久市長が、市議会最大会派の「自民党・無所属の会」の来年度予算要望を急きょ変更したことで、議会との間に溝ができています。他の会派でも予算要望日時が何度も変更され、一部の市議からは「なぜ変更したのか」との批判が上がっています。

予算要望の重要性

予算要望は、新年度予算を編成する市長に対して各会派が行うもので、各会派の考えや重要施策、市民からの意見も反映されます。

市長選の支援会派は「随時要望」

「自民党・無所属の会」の予算要望は、当初予定されていた日に急な変更がありました。市長の秘書室から「市長が対応できなくなった」との連絡があり、副市長に代わり対応する提案もありました。しかし、会派は副市長による対応を受け入れず、要望はまだ実現していません。

他の会派でも変更や延期が

「ハートフル北九州」や「共産党」など他の会派でも予算要望の日程が変更や延期されています。これに対し、会派の議員からは「予算編成作業が進む中で要望の意味が薄れる」との不満の声が上がっています。

市長と議会の溝

北九州市長選で武内市長を支援した会派の中からも、市長との意思疎通の難しさや議会軽視への不満が聞かれます。市長は変更の理由について「急な用務と政治的判断」があったと説明していますが、議員からは「市長は対立を生むだけでなく、自分を支持した声しか聞かないのか」との怒りの声もあります。

まとめ

北九州市の武内市長による予算要望の変更や延期により、議会との関係に亀裂が生じています。各会派からは、「予算要望は重要であり、市長の対応に納得がいかない」との不満の声が上がっています。市長と議会の円滑な意思疎通が求められています。

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