米国から学んだ技術で製造した韓国製戦闘機FA50、米国へ500機の輸出が実現か

米国から学んだ技術で製造した韓国製戦闘機FA50、米国へ500機の輸出が実現か
(写真:朝鮮日報日本語版)

今年9月20日、韓国航空宇宙産業(KAI)の工場では、韓国製軽戦闘機FA50の装備交換作業が行われていました。FA50-007号機および008号機は、一部の装備と部品をポーランド式のものに交換後、ポーランドへと輸出されました。

FA50… 米国へ進出する防衛産業の花

FA50はかつて、いくつかの批判を受けました。軽戦闘機の役割や性能についての疑問がありましたが、その後、練習機としても戦闘機としても優れた性能を発揮することがわかりました。さらに価格の面でも競合製品に比べて安価であるため、東南アジア諸国にとっては魅力的な選択肢となりました。また、米国の合同演習でも活躍し、米国製戦闘機との互換性も証明されました。

さらに、KAIはポーランドに48機、マレーシアに18機の輸出契約を結ぶなど、FA50の成功を受けて他の製品に対する輸出の問い合わせも相次いでいます。KAI輸出本部のチョ・ウレ本部長は、「欧州・アフリカなど、さまざまな国から関心を寄せられている」と述べています。

米国への輸出を目指すFA50

FA50の成功により、KAIは今度は米国市場への進出を目指しています。米国は防衛産業の本場として知られており、競争が激しい市場です。しかしながら、KAIは技術力や品質の面で信頼を勝ち取り、米国への進出に向けて活動しています。

FA50が米国への輸出を果たすことができれば、KAIの他の製品に対する需要も高まることが予想されます。韓国型ヘリコプター「スリオン」なども、さまざまな国からの関心を受けています。

このように、KAIは米国をはじめとする世界市場での存在感を高めつつあります。今後も韓国製戦闘機FA50を中心に、さまざまな国への輸出を拡大していくことが期待されます。

参照リンク:日本ニュース24時間