北朝鮮、弾道ミサイル発射 沖縄にJアラート、太平洋へ通過

北朝鮮からの衝撃的なニュースが入ってきました。政府は21日、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した可能性があると発表しました。そのため、沖縄県を中心に全国瞬時警報システム(Jアラート)が発令され、人々に避難を呼びかけました。しかし、幸いにもミサイルは太平洋へ通過したとみられ、避難勧告は解除されました。

金正恩氏の娘も同行

今回の発射には、金正恩氏の娘も同行していたという報道があります。北朝鮮は、12月1日までの間に「人工衛星」を発射すると日本政府に通告しており、これは5月と8月に失敗した「軍事偵察衛星」の再発射の可能性があるとされています。

危険区域の設定と海上保安庁の対応

海上保安庁によると、北朝鮮の水路当局から21日午前0時半ごろ、人工衛星の打ち上げに伴い海上に危険区域が設定されるとの連絡がありました。危険区域は北朝鮮が以前に発射した際に通告した範囲と同じで、朝鮮半島の西側の黄海とフィリピン・ルソン島の東側の太平洋にそれぞれ2か所と1か所の計3か所が含まれています。これらの場所は日本の排他的経済水域(EEZ)外に位置していますが、日本の南西諸島上空を通過する可能性があるため、海上保安庁は航行警報を発表し、船舶に注意を呼びかけています。

首相の指示と防衛相の準備

首相は北朝鮮の通告を受け、国民への情報提供や関係国との連携、発射が実施された場合の対応策を関係省庁に指示しました。防衛相は自衛隊に対して破壊措置命令を継続して発令し、地上配備型迎撃ミサイル「PAC3」を沖縄県に展開しています。首相は「既に不測の事態に備え、自衛隊のイージス艦やPAC3部隊が必要な態勢を整えている」と述べ、情報収集・分析の徹底と関係国との連携を強調しました。

連携と中止要請

このニュースを受けて、外務省の鯰博行アジア大洋州局長、米国のジュン・パク北朝鮮担当特別代表代行、韓国の金健(キムゴン)朝鮮半島平和交渉本部長は21日、電話で協議しました。3人は北朝鮮の弾道ミサイル技術の使用について、「明白な違反」と指摘し、中止を求めることで一致しました。

このニュースは日本だけでなく、国際的な関心事でもあります。今後の動向を注視していきましょう。

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Source link: 日本ニュース24時間