提訴の保護者憤り「ほぼ全員が特待生」 神村学園通信制問題

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鹿児島県いちき串木野市にある神村学園の本校

鹿児島県いちき串木野市にある神村学園の本校

 「子供を応援したいという気持ちを裏切られたことが悔しい」。神村学園高等部が開設した広域通信制課程の「淡路島学習センター」で学習指導が放置されていた問題。学園側とセンター側に総額2千万円超の損害賠償を求めて提訴した元生徒と保護者18人のうち、元生徒の父親が27日、島根県益田市内で報道陣の取材に応じ、後悔の念とともに怒りをあらわにした。(神戸総局取材班)

 センターは学園側と提携した地元業者が運営する原則全寮制の教育サポート施設。普段生徒らは午前中にサッカー練習、午後に「授業」を受けて最短3年間で高校卒業資格を得ることができると保護者らに説明していた。

 訴状などによると、保護者らは4月の入学式まで、業者がセンターの運営に当たるとの認識はなかった。この日取材に応じた元生徒の父親は「神村学園が運営していると思い、子供を入学させた。よく分からない業者だと知っていたら、もっと慎重に決断していた」と後悔する。

 センター側は開校前の昨年夏ごろから元生徒やその保護者らを勧誘。この父親が他県の強豪校への入学に関心があることを伝えると、「ほかの誘いは断った方がいい。1週間程度で決断してください」と入学を促されたという。

 父親によると、元生徒はセンターに「特待生」として入学。「自分の子供を高く評価してもらえたと感じた」が、入学後に新入生ほぼ全員が特待生だったことが判明した。それでも学園側とセンター側に支払う費用は年間120万円以上とされ、「『特待生』という言葉で生徒や保護者をだまそうと思っていたのではないか」と憤る。

 生活環境が入学前に聞いた説明とあまりにも違うことに我慢できず、夜間に寮を抜け出して親元へ帰った元生徒もいたという。「親との連絡を絶つよう求められた元生徒もおり、まるで子供が監禁されているような気分だった」と話した。

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