新たな音声を入手…手術控えた職員に「お前、死んだら香典いくら?」東郷町長が別の“ハラスメント発言”か

手術を控えた職員に対して、東郷町の町長が「お前、死んだら香典いくら?」と発言していたことが判明しました。この問題では、町長がハラスメント行為を繰り返していたことが明らかになっています。

新たな音声の入手

東郷町の井俣憲治町長は、複数の職員に対してパワハラ発言や女性職員に対するセクハラとみられる言動を行っていました。東海テレビが10月25日に入手した音声では、手術を控えた職員に対してハラスメントと取れる発言がされていました。

井俣町長:「お前ん家、何宗?葬式やるっていったら何宗?」
職員:「えーっと、西本願寺」
井俣町長:「西本願寺って東郷町あそこしかないぞ」
職員:「死ぬこと前提じゃないですか」
井俣町長:「お前、死んだら香典いくらぐらい?」

この発言について、井俣町長は冗談のつもりだったと釈明しています。

対応と不信任決議案

東郷町議会は、井俣町長への不信任決議案を提出し、11月27日に臨時議会を召集することを決定しました。もし不信任決議案が可決されれば、井俣町長は10日以内に議会を解散しなければなりません。

この問題を受けて、東郷町議会は迅速な対応を取ることを決断しました。町長の行動は、職場での人間関係の悪化や職員の尊厳に対する侵害として看過できません。

東郷町の井俣町長
Caption: 取材に応じる東郷町の井俣町長 2023年11月21日午前

このような問題は社会全体で真剣に向き合う必要があります。パワーバランスの偏りがもたらすハラスメントは、被害者に大きな精神的苦痛を与えるだけでなく、職場の雰囲気を悪化させます。

東郷町はこれまでも積極的な取り組みを行ってきましたが、このような出来事があることは非常に遺憾です。職員の尊厳を守り、より良い職場環境を実現するためには、明確なルールと適切な教育が必要です。

情報源:日本ニュース24時間