東京・台東区上野のJR御徒町駅近くの宝石店で、11月26日午後6時40分ごろ、驚くべき強盗未遂事件が発生しました。3人組の男たちが宝石店に押し入ったのです。
ショーケースを破壊するも、何も奪わず逃走
3人の男たちは、バールのような道具でショーケースを破壊し、商品を奪おうとしました。しかし、宝石店の従業員が「さすまた」を手にして立ち向かったため、男たちは何も奪わずに逃走しました。
目撃者によると、「ガシャンガシャンとガラスを割る音が、かなり響いていたので、それで気づいた」と話しています。
この事件により、宝石店はショーケースが5カ所も割られるなどの被害を受け、27日は臨時休業となりました。
強盗に失敗した3人組は、宝石店の前に乗ってきたとみられる2台のバイクを置いたまま、JR秋葉原駅の方向に逃走しました。
目撃者によると、「従業員がさすまたで応戦していましたね。それで犯人がちょっと驚いて、何回か振り返りながら小走りに逃げていく感じ」だったとのことです。
街ぐるみでの強盗対策が奏功
映像を見ると、2人の男たちが店内でショーケースを破壊していた最中に外へ出てくる姿が捉えられています。その時、大きなさすまたを手にした従業員が男たちに詰め寄り、もう1人の従業員は男たちが乗っていたと見られるバイクを倒して逃走を阻止しようとしていました。
地元の男性は、「“闇バイト”から騒がしくなって。（周囲での被害は）今年3～4回目くらい」と話しています。
被害を受けた店舗の責任者によると、さすまたは強盗に備えて常に警戒していたため、さすまたを用意していたそうです。
被害店舗の責任者は次のように述べています。「去年、いろいろ事件があったから。社長と相談して、用意しておいた方がいいかなと」と話しています。
御徒町は多くの宝飾品店が並び、「ジュエリーの街」として知られており、街全体で強盗対策が行われています。地元の宝飾品業者の団体は、貴金属強盗を想定して、強盗役の警察官をさすまたで威嚇し、防犯訓練を数回行っています。
逃走を続ける3人組について、警視庁は周辺の防犯カメラなどを調査し、彼らの行方を追っています。
（「イット！」11月27日放送）
ソースリンク: https://news.yahoo.co.jp/articles/742ceb20bd7d92b9f3b2d05593079880f6cd19e7
(主な内容を抜粋して再構成した記事です)
