米国でサルモネラ菌に汚染されたメロンを食べて死亡する事例が相次いでいます。特に、感染した患者の大部分は、皮をむき、プラスチック箱などに入れておいたメロンを摂取したことが判明しています。
米食品医薬品局(FDA)によると、38州で230人のサルモネラ菌感染事例が報告され、3人の死者が出ました。カナダでも6州で5人の死者を含む129人の感染事例が確認されました。感染した人の大多数は5歳以下の子供か65歳以上の高齢者であることがわかっています。カナダ公衆衛生局は、「患者はほとんど長期療養施設に居住する高齢者と保育施設の幼児であることがわかった」と述べ、「通常のサルモネラ菌感染事例よりも深刻な状況」と説明しています。
問題となったメキシコ産のカンタロープメロンは、「ルディ」(Rudy)または「マリチタ」(Malichita)というブランドで、北米地域に1カ月間流通していました。米国疾病管理予防センター(CDC)は、「どのようなメロンが使われたのか分からない場合、あらかじめ切っておいたものは食べないように」と警告しています。また、食堂や食料品店で販売されているメロンやフルーツミックスにも注意が必要です。該当製品を購入した人は、直ちに廃棄するか、購入した場所に返品し、接触したものも消毒するよう求められています。
サルモネラ菌に感染すると、嘔吐、下痢、胃けいれん、発熱などの症状が現れる可能性があり、高齢者や妊婦、子供、基礎疾患のある人などは合併症のリスクが高まるため、注意が必要です。
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メロンを食べて死亡する米国患者の共通点
日本ニュース24時間による執筆です。