インドのワクチンメーカー「セラム・インスティテュート(SII)」の最高経営責任者(CEO)であるアダル・プーナワラ氏(42歳)が、ロンドンの高級住宅地メイフェアにある5階建ての邸宅を約1億3800万ポンド(約252億円)で購入しました。これは今年ロンドンで売買が行われた住宅の中で最高額であり、史上2番目の取引となります。
最高額取引のメイフェアの邸宅
ロンドンを代表する高級住宅街メイフェアに位置するこの邸宅は、「Aberconway House」と呼ばれています。広さはなんと2137平方メートルにも及びます。この邸宅は、ポーランド最高の億万長者であった故ヤン・クルチク氏の娘が3年前に5700万ポンドで購入した物件です。
SIIの活躍
セラム・インスティテュート(SII)は小児麻痺やジフテリアなどのワクチンを製造する企業で、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)が広まった際にはアストラゼネカ(AZ)のワクチン生産を半分引き受けました。プーナワラ氏は、2011年に父の後を継いでSIIのCEOに就任し、「ワクチン王子」として知られるようになりました。
ロンドン不動産の人気
ロンドンの象徴的な不動産は今でも海外の大物にとって人気です。ロシアのオリガルヒ(新興財閥)を狙った透明性措置の導入や、労働党が政権を取った場合の税金関連の変化への懸念があるにもかかわらず、海外投資家からの人気は根強いようです。また、ロンドンの住宅市場は利上げにもほとんど影響を受けないとされています。
ソースリンク:日本ニュース24時間