政府が国連などと横浜市で共催する第7回アフリカ開発会議(TICAD)が28日に開幕する。外務省は広報活動に力を入れているが、TICAD公式ツイッターアカウント(@ticad7)はフォロワー数が1800人台(21日現在)にとどまっており、周知が十分進んでいないのが現状だ。
外務省は2月、ツイッターにTICAD7の情報を提供する公式アカウントを開設した。5月以降、ツイートの頻度を一日数回に増やしてTICAD関連の情報を発信し、月間200~300人台の新規フォロワーを獲得してきた。
ただし、フォロワーはもともとアフリカに関心がある人が中心になっている。外務省本体の公式アカウントが32万3000人超、10~20歳代をターゲットにした「外務省やわらかツイート」が33万2000人超もフォローしているのと比べると、TICADの少なさが目立つ。
外務省TICAD事務局によると、28日以降は、会議やサイドイベントの情報もツイートするという。開幕までにアフリカにあまり関心がない人にも、どれだけフォローしてもらえるかがポイントとなりそうだ。
フォロワー数が74万人を超える河野太郎外相は今年4月、ブログで外務省のSNS(会員制交流サイト)について紹介したが、その際、TICADのアカウントを紹介していなかった。担当課長から指摘を受けた河野氏が改めてツイッターで周知すると、フォロワーが一気に100人ほど増えたという。