「長時間働き、仕事と私生活の垣根をなくそう」米CEOから社員への年末メッセージが物議。「怠慢な企業経営」と批判も

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アメリカの家具販売大手WayfairのCEO、ニラジ・シャー氏の年末メッセージが物議を醸しています。シャー氏は「勝つためには一生懸命働かねばならない。我々の大部分が野心家であり、努力が結果に繋がることに充実感を見出している。長時間働くこと、すぐに行動すること、仕事と私生活の垣根をなくすことを敬遠すべきではない。怠けて成功した人はほとんどいない」と述べました。

Wayfairはコロナ禍での外出自粛が売り上げ増に繋がりましたが、2022年初めに業績が鈍化し、従業員の5%がリストラにあったと報じられています。シャー氏の内部メールは、業績回復のタイミングで送られました。彼は従業員に長時間労働を求めるだけでなく、経費の使い方にも言及しました。

この問題について、ネット上では辛辣なコメントが寄せられています。「シャー氏をさらに富ませるために、もっと良い歯車にならないといけないんですね」「もうWayfairでは買いません」「CEOを辞めてもらいたい。どうして2023年のアメリカでそんなことが言える?私たちは奴隷じゃない」「怠慢な企業経営の見本ですね」「これはすべて家具を売るためですよね?遠慮しておきます」といった声が多く見られます。

WayfairはCEOのシャー氏が立ち上げたオンライン販売会社で、年間売上高は122億円(約1.7兆円)に達しています。同社は北アメリカとヨーロッパで事業展開し、1万4000人の従業員を抱えています。

情報元:ニュースヤフー