高島屋のクリスマスケーキ「崩れた9個中8個」、クリスマスの悲劇

日本ニュース24時間

クリスマスのお楽しみのひとつ、高島屋のクリスマスケーキ。しかし、届いたケーキが崩れるという悲劇が発生しています。なんと9個中8個が崩れていたとのことです。

“高島屋ケーキ”形ぐちゃぐちゃ…

本来美しく、美味しそうなクリスマスケーキが、箱を開けるとぐちゃぐちゃになっていました。問題のクリスマスケーキは5400円で、約2900個がオンライン販売されました。購入者たちは捨てるしかない状況になってしまったようです。

購入者の一人は「予想以上に崩れていたので、ビックリしました」と話しています。卵や生クリームが使用されているため、食中毒についても心配されています。高島屋にはこれまでに530件以上の苦情や問い合わせが寄せられており、特定の地域に偏りはないそうです。

仕事関係で9個のケーキを購入したある人は、本来冷凍状態で届くはずが、8個が解凍されて崩れてしまっていたと語りました。「22日に到着した1個は冷凍状態で届き、問題ありませんでした。しかし23日に届いた8個は全滅でした。写真を見るとほぼ解凍された状態でした」と述べました。

監修シェフ「本当に申し訳ない」

これらのケーキの状態の違いは一体何が原因なのでしょうか。ケーキの監修をしたフランス料理店「レ・サンス」のオーナーシェフ、渡辺健善さんは驚きを隠せませんでした。「1年以上かけて工場とのやり取りの結果、作られた商品です。こんな形になってしまうとは本当に残念で、購入者の方々には深くお詫び申し上げます」とコメントしています。

渡辺シェフはケーキを製造している工場についても謝罪の言葉を繰り返しました。「工場も通常ではなかなかできない手作り感を重視しており、手絞りの技を使っていました。工場も非常に頑張ってくれたので、本当に残念です」と述べました。

流通の専門家は、「製造後、冷凍庫への移送、出荷のタイミングなどを厳密にチェックすれば防げたはず」と指摘しています。

高島屋は原因の調査を行っており、ウェブサイト上で謝罪文と問い合わせ窓口を設置し、返金などの対応を行う予定です。また、問題のケーキを配送したヤマト運輸も「現在調査中」とコメントしています。

この事件が起こる前に、高島屋のクリスマスケーキは多くの人々にとって特別な存在でした。しかし、今回の騒動によりブランドの信頼性が揺らぐ結果となりました。高島屋は今後、再発防止策の徹底を図ることが求められています。

以上が、高島屋のクリスマスケーキ騒動に関する最新情報です。

日本ニュース24時間