金融庁、損保大手4社に改善命令 カルテル「悪質性高い」

日本ニュース24時間

金融庁は、損害保険大手4社に対して、共同保険のカルテル疑惑に関連して業務改善命令を出しました。この一斉処分は、2007年に医療保険での保険金不払いが問題となって以来、およそ16年ぶりのことです。

悪質性が高いと指摘

金融庁の鈴木俊一金融担当相は、法令順守の意識の低さを問題視し、「悪質性は高い」と述べました。

不適切な行為が認められる

4社とは、以下の損保会社です。

  • 東京海上日動火災保険
  • 損害保険ジャパン
  • 三井住友海上火災保険
  • あいおいニッセイ同和損害保険

金融庁は、これらの会社の経営陣に対して、経営責任の所在の明確化と、経営管理体制の改善を求める業務改善命令を発令しました。

共同保険における問題行為

共同保険は、複数の損保会社が一つの契約を分担して引き受ける仕組みですが、入札時に取引先の保険料を不適切に調整してしまう行為が広く行われていました。金融庁は、取引先への営業協力の度合いによって保険料のシェアが決まる不適切な慣行や、営業担当者が過度な利益を求められるなどの問題があると指摘しています。

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※出典:Yahoo!ニュース