危険なご当地走り…外国人も驚く「茨城ダッシュ」の秘密

年末年始は帰省や旅行で慣れない土地での運転機会が増えます。しかし、そんな時に注意しなければならないのが危険な「ご当地走り」です。日本各地には様々なご当地走りのルールがあり、その中でも茨城県の「茨城ダッシュ」が外国人にも驚きを与えています。今回は茨城ダッシュについて詳しく見ていきましょう。

全国各地「危険なご当地走り」最多は?

茨城県の茨城ダッシュは、「強引な右折」が特徴です。道路交通法では右折車が直進車の通行を妨げてはならず、強引な右折は罰則の対象となります。茨城県では去年、信号のある交差点で起きた人身事故162件のうち120件が右折時の事故であったことが分かりました。

危険な「山梨ルール」市内交差点を観察

山梨県でも同様に「危険なご当地走り」が問題となっています。山梨県甲府市では「山梨ルール」と呼ばれる危険な運転が頻発しています。特に目立つのは強引な右折です。取材中には、交差点での撮影中に右折する車が直進車の隙間を縫って通行したり、なぜか取材スタッフに対してパッシングする車もありました。

また、山梨ルールにはもう一つ特徴があります。交差点に設置された定点カメラで車の動きを観察すると、右折信号を待つ車が連続して右折していく様子が映し出されました。信号が黄色に変わり後続の車が青信号で通行しているにも関わらず、右折は続けられました。このような違法な走り方は、自転車や他の車に危険をもたらすこともあります。

茨城ダッシュや山梨ルールなどの危険なご当地走りは、知らずに行ってしまうと思わぬ事故に巻き込まれる可能性があります。特に年末年始の渋滞や混雑した道路での運転は注意が必要です。

参照リンク: 日本ニュース24時間