トルコ大統領がイスラエル首相を非難、「ヒトラーと変わらない」と指摘

トルコのエルドアン大統領は、イスラエルのネタニヤフ首相がパレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けていることを「(ナチス・ドイツの)アドルフ・ヒトラーと変わらない」と非難しました。さらに、西側諸国がイスラエルを支持することで戦争犯罪に加担しているとの考えを示しました。

イスラエル首相の行動に批判

エルドアン大統領は、「西側諸国はヒトラーについて悪く語った。ネタニヤフ首相が行っていることは、ヒトラーが行ったことほどひどくないというのか。そうではない」と述べました。さらに、「ネタニヤフ氏は西側諸国から支援を受けている。あらゆる支援を米国から受けている。その支援で何をしたのか。2万人を超えるガザの人々を殺害した」と続けました。

ネタニヤフ首相の反論

これに対し、ネタニヤフ首相は声明でエルドアン大統領を批判しました。彼は、「クルド人に対するジェノサイド(大量虐殺)を行い、自身の統治に反対するジャーナリストを投獄した世界記録を持つエルドアン氏は、われわれに道徳を説くことができる最後の人物だ」と述べました。

トルコの立場

トルコはイスラエルとパレスチナの「2国家共存」を支持しています。イスラエルとの通商関係を維持している一方で、イスラム組織ハマスを「テロ組織」に指定せず、イスラエルによるガザ地区への攻撃を非難しています。また、イスラエルの指導者は国際裁判所で裁かれるべきだと主張しています。

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