池田佳隆氏、JC人脈を活かしパーティー券の販売疑惑!関係先家宅捜索の行方は?

自由民主党の派閥である清和政策研究会(安倍派)に所属する池田佳隆衆院議員(57)の関係先が家宅捜索されるなど、政治資金パーティーを巡る事件が新たな展開を見せています。池田氏は「安倍チルドレン」として知られる一人であり、2012年に政権再交代直前に初当選しました。彼は日本青年会議所(JC)の人脈を活かし、派閥のパーティー券を企業に広く販売していた疑いが浮上しています。

疑惑の構図

27日午前10時45分ごろ、スーツ姿の係官約10人が東京・永田町の衆院第2議員会館にある池田氏の事務所へ家宅捜索に入りました。その他、池田氏の衆院議員宿舎や名古屋市天白区の地元事務所でも捜査が行われました。地元事務所では午後7時半過ぎ、係官が押収資料とみられる段ボール約20箱を車に載せて運び出しました。

池田氏は名門校である東海高校出身であり、大学院修了後に父親が起業した化学薬品会社を継ぎました。彼は2006年にJC会頭を務めた際に、当時の官房長官であった安倍晋三元首相と出会い、政治家を志すこととなりました。

12年に愛知3区から衆院議員に立候補し初当選し、18年には文部科学省に対して名古屋市の公立中学校で行われた前川喜平元事務次官の授業内容を報告するよう求めたことが批判を浴びました。また、21~22年には副文科相を務めた経歴もあります。

複数の関係者によると、池田氏はJCの人脈を活かして派閥のパーティー券を販売していたとのことです。清和政策研究会の政治資金収支報告書には、20万円以上のパーティー券を購入した企業として、池田氏がかつて所属していた名古屋青年会議所のOBが社長を務める企業の名前が並んでいます。

愛知県内の企業の担当者は5年以上前からパーティー券を購入しており、「JCのつながりがあったので買った。裏金に使われていたと思うと、購入の意味がわからなくなる」と述べています。

池田氏は地方議員に疑惑が報じられ始めた11月下旬に、関係者の元に連絡を取ったが、その後は連絡が取れなくなってしまったそうです。関係者は「一刻も早く公の場に出て説明責任を果たすべきだ」と強く主張しています。

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(情報源:Yahooニュース)