電子ギフト券500円分当たるキャンペーン、当選者の99%が不正な応募…京都市

京都市は、マイカーと公共交通を乗り継ぐ「パークアンドライド」の利用者に電子ギフト券500円分をプレゼントするキャンペーンを実施していました。しかし、当選者のうち99%が不正な応募だったことがわかりました。

キャンペーンの詳細

このキャンペーンは、紅葉シーズンの混雑対策として、11月1日から30日までの間、京都市内外の駐車場7か所の利用者を対象に行われました。参加者はスマホなどを使い、駐車場のレシートを撮影して専用サイトから応募すると、当選すれば500円分の電子ギフト券がその場で手に入る仕組みでした。

驚きの応募数と不正応募の実態

最初はあまり盛り上がりに欠けていたキャンペーンでしたが、23日だけで1,000件以上の応募が殺到しました。しかし、調査の結果、総応募数1,298件のうち、15件以外はアニメキャラクターや無関係な画像が添付されていたことが判明しました。画像の事前チェックが行われずに当選が決まる仕組みだったため、市は1005件の当選者のうち992件(49万6000円)を不正応募と認定しました。

市の対応と今後の展望

市は、「ギフト券を即座に発行できるメリットを優先し、画像の事前チェックの必要性を見落としていた。不正応募を想定することができなかった」と釈明しています。現在、市は警察や弁護士に相談しながら、不正応募者からのギフト券の返還を求めています。

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