旧ジャニーズ報道によって傷つくファンの心の守り方

なにわ男子のコンサートに行った際の写真

「推しが否定されてつらい」という声が高校生新聞編集部に届けられました。旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)のタレントを応援する高校生たちは、ジャニー喜多川氏の性加害問題に関連する報道によって傷ついています。このような状況で、ファンはどのように心を守っていけば良いのでしょうか。

SNSでの非難に辛さを感じる

なにわ男子のコンサート写真

高校3年生のもりよさんは、「なにわ男子」を推しています。特に長尾謙杜さんにはCDやグッズを買ったり、コンサートに行ったりと「推し活」を楽しんでいます。しかし、旧ジャニーズに関する報道を目にするたびに、自分の支えとなっているものが批判されているような気持ちに襲われます。

もりよさんは言います。「ネタにして『たたく』人たちがたくさんいるんです。性加害は問題なので、きちんと事実を解明する必要があります。でも、SNSでは記事のタイトルにタレントの名前が入っているだけで叩く人もいて、それが目に入るとつらいんです。」

「好き」を否定される気分

なにわ男子の道枝駿介さんを応援するノノさん(仮名、高校2年)も同様の悩みを抱えています。「(旧)ジャニーズを解体しろ、という世間の風潮は、自分の好きなものを否定されているようでつらい」と話します。

無根拠の噂がSNS上で広まっており、それを信じている人を見るたびに不快な気持ちになるとノノさんは言います。さらに、テレビで「タレントにも罪がある」と発言するコメンテーターや、旧ジャニーズに関する報道ばかりをする番組にも違和感を覚えます。

ノノさんは「ただ、タレント本人が誹謗中傷のコメントを見てしまうことが何よりも心配です」と嘆きます。

未来への不安が広がる

嵐のファンである奈月さん(仮名、高校2年)は、旧ジャニーズ事務所について話題にすることが難しくなったと語ります。「以前は『この曲聞いてみて!』と普通に話せたのに、今は他の人の前では話題に出にくいです。タレント本人には罪はないので、どうしたら良いのか分かりません」とため息をつきます。

現在、活動休止中の嵐。奈月さんは「今までと体制が大きく変わってしまって、嵐の活動再開がどうなるか分からない不安でいっぱいです」と語りました。

これからも、旧ジャニーズファンは心を守る方法を見つけていかなければなりません。自分の応援が推しメンバーに届いていることを信じ続け、気持ちを共有できる仲間と話し合うことで、心のバランスを取ることが大切です。

(本記事は日本ニュース24時間独自文です。記事の詳細はこちらをご覧ください。)