日航機・海保機衝突事故:交信記録公開で新たな事実が明らかに

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航空機の衝突事故で5人が犠牲になった羽田空港の事件で、国土交通省が管制官との交信記録を公開しました。この公開によって新たな事実が明らかになりました。

管制官の指示と交信記録

午後5時44分、管制官は日本航空機に対して「着陸支障なし」と許可を出しました。この許可に対して日本航空機側も応じました。

そのわずか1分後には、管制官は海上保安庁の航空機に対して「C5上の滑走路停止位置まで地上走行してください」と指示しました。そして、海上保安庁の航空機は「滑走路停止位置C5に向かいます」と応じたことが判明しました。

この「滑走路停止位置C5」とは、誘導路のことを指しています。

進入許可の有無と説明の違い

明らかになった事実は、管制官からの進入許可が海上保安庁の航空機には出されていなかったことです。しかし、事故後に海上保安庁の機長は「滑走路の進入許可を得たうえで進入した」と説明していたそうです。

この公開された交信記録によって、事故の経緯に新たな光が当たりました。詳細な調査の進展に期待が高まります。

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