安倍晋三首相は6日、首相官邸で開いた新型コロナウイルス感染症対策本部の会合で、緊急経済対策に盛り込むウイルスの検査態勢について、1日2万件に倍増させることを明らかにした。7日にも決定する。
首相は会合で「感染拡大の防止、医療提供体制の整備に最優先で取り組まなければならない。これが第一の柱だ」と述べた。
緊急経済対策には、確保する病床を現状の2万8000床から5万床に増加させることや、重症者が使用する人工呼吸器を1万5000台確保し、さらに増産することなども盛り込む。
また、感染拡大の影響で、収入が急減した世帯を対象に1世帯当たり30万円を給付するなどの現金給付も行う。