新千歳空港発、羽田空港着の日本航空(JAL)516便が羽田空港に着陸後、海上保安庁の航空機と衝突し、機体が炎上した事故で、全乗客と乗員の379人が18分の間に全員脱出したことが分かった。日本航空広報部長の沼畑康夫氏が要因について詳細情報を発表しました。
エアバスA350の炎上事故、奇跡の生還に迫る
事故は2日の午後5時47分頃、羽田空港のC滑走路で発生しました。乗客数は359人と幼児8人、乗務員は12人でした。この事故では、幸いにも乗客や乗員に重傷を負った者はいませんでした。
乗務員の救難訓練の成果が奏功
日本航空では、乗務員が毎年訓練を行っています。沼畑広報部長は「乗務員の救難訓練の成果が今回の事故で発揮されたと思います」と述べています。そして彼は、「最後に脱出した人が18時5分、着陸が17時47分。時間が確認できているのはこの2点だけ」と述べ、着陸からわずか18分の間に379人の乗客と乗員が避難できたことを明かしました。
設備の調査も進行中
事故で全損となったエアバスA350の非常ドアは全部で8カ所ありますが、どのドアを使って乗客や乗員が避難したか、詳細は現在調査中です。日本航空は、乗客への帰宅費用や手荷物の補償金についても個別に対応しているとのことです。
この事故で亡くなられた海上保安庁の関係者に心よりお悔やみ申し上げます。日本航空は事故原因の究明に全力を尽くしていく姿勢を示しています。
記事のソース元:日本ニュース24時間