日航機事故:海保機に滑走路への進入指示なし、着陸支障なし

羽田空港で起きた日本航空機と海上保安庁の航空機の衝突事故に関して、国交省は交信記録を公表しました。事故により海保機で5人が亡くなりましたが、滑走路への進入指示は出ていなかったことがわかりました。

事故前のやりとり

交信記録によると、最初の交信は午後5時43分でした。日航機の機長から「JAL516スポット18番です」と連絡があり、10秒後に管制官が「滑走路に進入を継続してください。出発機があります」と指示しました。その後、午後5時45分1秒に日航機から「滑走路、着陸支障なし」と報告がありました。

一方、海保機の機長は午後5時45分11秒に「JA722A、C誘導路上です」と応答し、管制官は「1番目。滑走路停止位置まで地上走行してください」と返答しました。そして、午後5時45分19秒に機長から「滑走路停止位置に向かいます。1番目。ありがとう」と連絡があり、これが両機との最後の交信となりました。

日航機は着陸時に支障はなかったようですが、なぜ海保機に滑走路への進入指示がなかったのか、今後の調査が進められることでしょう。

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記事のソースリンク: 日本ニュース24時間