北九州市小倉北区の大規模火災、飲食店関係者が鍋を火にかけたまま店を離れる

焼損した範囲

北九州市小倉北区の中心市街地で起きた大規模火災について、飲食店街「鳥町食道街」の店舗関係者が油の入った鍋を火にかけたまま、店を離れていたとみられることが捜査関係者への取材で明らかになりました。福岡県警小倉北署などが出火原因を調べています。

火災の詳細

火災は3日午後3時10分頃、JR小倉駅の南約300メートルにある木造建物などの密集地域で発生しました。市消防局によると、鳥町食道街の中心部付近の飲食店が出火元とみられ、速報値では食道街の22店舗を含む35店舗が焼損しました。幸いけが人はいませんでした。

火災は発生から約42時間後の5日午前8時50分に鎮火が確認されました。約17時間後にほぼ消し止められていたが、残り火の確認に時間がかかったとのことです。県警と市消防局は5日午前9時半頃から約60人の態勢で合同の実況見分を行いました。

過去の火災事例

この現場周辺の旦過市場一帯では2022年に2度の大規模火災が発生しています。同年8月に起きた2度目の火災では、市場付近の飲食店の元経営者が油などが入ったフライパンを火にかけたままその場を離れ、業務上失火の疑いで書類送検されました。

今回の火災も同様の原因とみられ、焦げ臭い事件となってしまいました。

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