津波の影響で漁師たちが悲嘆 岸壁が露出したままの海底を心配

地震で露出した海底に漁師たちが困惑

能登半島地震の津波によって船が流され、輪島港で座礁してしまった漁船が、なおも港の中で浮かんでいるという報告がありました。

漁船

漁師の男性は、この状況に頭を抱えています。港の水位が下がり、船を出すと浅瀬に座礁するリスクがあるため、もはや漁に出ることができないのだそうです。

地震前は海底に沈んでいた岸壁の鉄骨が露出したままになっており、海底が隆起しているのではないかと心配しています。その具体的な状況が分からないため、海に出ることができないのです。

日本地理学会のグループの解析によれば、地震による隆起などで海岸線が沖方向に前進し、陸地が増える地形変化が起きているとのことです。

漁業が壊滅的な状況に

漁師の男性は、漁に出ることができないことを悔やんでいます。「カニやノドグロ、捕れたての魚が自慢でした。でも、朝市も燃えて漁業も壊滅的な状況です。もう全滅ですよ」と嘆いています。

このような状況は、輪島市の漁業にとって大きな打撃となっています。一刻も早く被害の復旧が進むことを願うばかりです。

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