小林製薬の臨時取締役会で会長と社長の辞任決定、紅麹問題の責任明確化…山根聡専務が社長に昇格

小林製薬は23日午前、臨時取締役会を開き、小林一雅会長(84)と小林章浩社長(53)が辞任し、山根聡専務(64)が社長に昇格する人事を決定した。「 紅麹べにこうじ 」成分入りのサプリメントを巡る健康被害問題の経営責任を明確化する。

小林製薬の臨時取締役会で会長と社長の辞任決定、紅麹問題の責任明確化…山根聡専務が社長に昇格

一雅氏は取締役から外れ、特別顧問となる。章浩氏は代表権のない取締役に退き、一連の問題の対応や補償に専念する。小林製薬はこれまで創業家出身者が社長を務めており、山根氏は創業家以外では初めての社長となる。