安倍晋三首相は11日に行う内閣改造・自民党役員人事で、小泉進次郎厚生労働部会長を環境相で初入閣させる方針を固めた。19閣僚の顔ぶれが出そろい、17人が交代、うち初入閣は13人に上る。首相は38歳の小泉氏らの起用で清新さをアピールする考えだ。首相は「安定と挑戦の強力な布陣」を掲げており、加藤勝信総務会長を厚生労働相に再び起用する。初入閣組には、文部科学相に就任する萩生田光一幹事長代行ら首相に近い顔ぶれも並んだ。
小泉氏は国民的な人気が高く、菅義偉官房長官との関係も深い。来年早々にも第1子誕生後に育児休暇の取得を検討すると表明し、一時は入閣の見送りも取り沙汰された。