メタ社、従業員による食事クーポンの不正利用で20人解雇!その驚きの実態とは?

メタ社、食事クーポンで日用品購入の従業員を解雇

アメリカの巨大IT企業メタ(旧Facebook)が、ロサンゼルスオフィスの従業員20人あまりを解雇したことが明らかになりました。理由は、なんと会社から支給された食事用クーポンの不正利用です。

食事を超えた?!クーポンで洗剤やワイングラスまで

メタ社は、従業員向けの充実した福利厚生で知られています。特にニューヨーク市のオフィスには、まるで高級フードコートのようなカフェテリアがあり、バラエティ豊かな食事が無料で提供されています。

一方、小規模オフィスでは、カフェテリアの代わりに朝食に20ドル、昼食と夕食にそれぞれ25ドル分の食事クーポンが支給されています。これは、残業時などにオフィスでフードデリバリーを利用することを想定した制度です。

しかし、内部調査の結果、ロサンゼルスオフィスの従業員が、このクーポンを使って日用品を購入したり、自宅に食事を届けさせたりしていたことが発覚しました。クーポンで洗剤やワイングラス、ニキビ治療パッチなどを購入していたというから驚きです。

メタ本社社屋のイメージメタ本社社屋のイメージ

高収入なのに…?不正利用の背景に疑問の声も

メタ社が規制当局に提出した情報によると、従業員の年収の中央値は、マーク・ザッカーバーグCEOを除くと、なんと約5684万円!福利厚生も充実している中で、なぜこのような不正行為が行われたのでしょうか?

一部では、会社側の管理体制の甘さを指摘する声も上がっています。

組織再編によるレイオフも実施

今回の不正利用とは別に、メタ社は17日、全社的な組織再編の一環として、従業員のレイオフ(一時解雇)を実施したことも発表しました。

世界的な経済状況の悪化も影響していると考えられていますが、今回の件は、巨大IT企業であっても、コンプライアンス意識の徹底が不可欠であることを改めて示すものとなりました。

まとめ

メタ社の従業員による食事クーポンの不正利用は、私たちに多くの疑問を投げかけます。高収入を得ながらも不正に手を染めてしまった従業員、そして管理体制に課題があるかもしれない企業側。今後のメタ社の対応に注目が集まります。