ここ最近、東京・埼玉で相次いで発生している凶悪な強盗事件。在宅中の住民を狙い、危害を加えることも厭わないその手口に、不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
関東連続強盗事件:一体何が起きているのか?
9月18日、埼玉県さいたま市西区の一軒家で事件は始まりました。2人組の男が住宅に押し入り、60代と80代の母娘に暴行を加え、現金約10万円を奪って逃走しました。
その後も、東京都練馬区、国分寺市、埼玉県所沢市と、わずか2週間の間に同様の事件が立て続けに発生。いずれも住宅を狙った強盗事件であり、犯行グループの一部は逮捕されましたが、残りは逃走中とのことです。
埼玉県警
なぜ、この地域が狙われたのか?
一連の事件の共通点として、
- 高齢者が住む一軒家が狙われている
- 在宅時間帯を狙っている
- 現金を要求する
という点が挙げられます。
これらのことから、犯行グループは事前に綿密な計画を立て、狙いやすい地域を選定している可能性が考えられます。
防犯のプロが指摘する「ターゲットにされない家」の特徴とは?
「防犯対策は、犯人が嫌がる環境を作る」ことが重要だと語るのは、防犯コンサルタントの田中氏。
田中氏によると、犯人は犯行に及ぶ前に、必ず下見をして、狙いやすい家かどうかを見極めていると言います。
例えば、
- 人通りの少ない場所にある家
- 防犯カメラやセンサーライトが設置されていない家
- 窓やドアの鍵がしっかりしていない家
などは、犯行グループにとって格好の標的になってしまうそうです。
今すぐできる!家族と財産を守るための防犯対策
では、私たちにできる防犯対策にはどのようなものがあるのでしょうか?田中氏は、以下の3点を徹底することが重要だと強調しています。
1. 外からの侵入を防ぐ
- 防犯カメラやセンサーライトを設置する
- 窓やドアの鍵を二重ロックにする
- 防犯フィルムを窓ガラスに貼る
2. 家の中の様子を見せない
- 外出時はカーテンを閉める
- 郵便物や新聞をためておかない
- SNSに自宅の場所や間取りがわかるような情報を載せない
3. 助けを求められるようにする
- 防犯ブザーを携帯する
- 地域の防犯活動に参加する
- 緊急時の連絡先を確認しておく
まとめ:自分の身は自分で守る!防犯意識を高め、安全な暮らしを
いつ、どこで、どのような犯罪に巻き込まれるかわからない時代です。
今回の事件を他人事と思わず、今一度、自宅の防犯対策を見直し、「自分の身は自分で守る」という意識を高めていきましょう。