128人の搭乗を拒否したルフトハンザドイツ航空にとんでもない額の罰金が


【動画】職員が乗客をなだめようとするが…

2022年5月、米国から来た128人の正統派ユダヤ教徒の乗り継ぎをフランクフルト空港で妨げたとして、ルフトハンザドイツ航空は過去最高額の罰金を科せられた。同社はすでに乗客らに謝罪し、200万ドル(約3億円)を補償していたが、そこにさらに200万ドルが上乗せされる。

現地紙「フランクフルター・ルントシャウ」によると、ことの発端は、ニューヨーク発フランクフルト行きの便の機内で、何人かの乗客がマスクの着用を拒否し、飛行機の非常口を塞いだことだった。ブダベスト行きの乗り継ぎ便での同様の行為を防ぐため、ルフトハンザは、「大部分が正統派ユダヤ教男性の伝統的な服装を着ていた(そしてほとんどお互いに面識のなかった)」100人以上の乗客の搭乗を拒否した。

ビルドの取材に対し、ある乗客はこう証言している。「150人ほどのユダヤ教徒の乗客がいて、149人はマスクをしていた。1人だけ、マスクをしていなかった。そのことが問題を引き起こしました」

「南ドイツ新聞」は、当時の状況を伝える複数の写真やビデオがインターネット上に投稿されたと報じる。それらを見ると、フランクフルト発ブダペスト行き、LH1334便の搭乗ゲートで「マスクを身につけた警察官たちが、自動小銃を持ち、引き金に指をかけている姿」も確認できる。

同紙はまた、警官らの周囲では、搭乗できなかった乗客らが激怒していたとも伝える。「猛然と一人が叫んだ。『ナチスめ!』。これに対し、警官は『Nワードを言ったのは誰だ!』と応戦した」。少し離れたところでは、女性職員がほかの人々をなだめようとしていた。「誰かの代償をみんなで払わなければいけないんです」。乗客は言い返す。「みんなってどういう意味だ?」。「ユダヤ人全員か?」



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