愛知1区:河村たかし氏参戦で激戦区へ!三つ巴の行方は?

2024年衆議院議員選挙、注目区の一つである愛知1区。元名古屋市長の河村たかし氏が立候補表明したことで、選挙戦は一気にヒートアップしています。自民党の熊田裕通氏、立憲民主党の吉田統彦氏に加え、日本維新の会の山本耕一氏、そして河村氏の4人が熾烈な議席争いを繰り広げています。

河村氏の参戦で波乱の展開

これまで愛知1区では、自民党の熊田氏が盤石な強さを誇り、4期連続でトップ当選を果たしてきました。しかし、前回2021年の選挙では、立憲民主党の吉田氏との接戦を制したものの、その差はわずか。今回の選挙では、河村氏の参戦により、三つ巴の激戦区へと変貌を遂げました。

altalt

高い知名度を誇る河村氏が優勢か

選挙戦序盤は、知名度の高さで河村氏が一歩リードしているとの見方が強いようです。地元紙の記者によると、「市長報酬削減や市民税減税など、名古屋市長時代の実績は高く評価されており、特に高齢層からの根強い支持は揺るぎない」とのこと。

熊田陣営に焦りも

一方、熊田陣営に漂うのは、危機感です。関係者からは「河村さんとは争いたくなかった」との声が漏れてきます。河村氏の地元である名古屋市西区でも、河村ファンは多く、「河村さんにしかできない」という期待感が根強いようです。

河村氏、選挙戦は「老い」との戦いにも?

altalt

公示日、河村氏は名古屋駅前で第一声を上げました。集まった聴衆を前に、河村節を炸裂させます。音響トラブルに見舞われても、「今の世の中みたいに、雑音だらけだがね!」と笑って切り返す姿は、75歳とは思えないバイタリティを感じさせます。

その後、河村氏は恒例のママチャリ街宣に出発。しかし、かつては1日で50kmを走破したという体力も、寄る年波には勝てない様子。小走りで追いかける取材陣を尻目に、100m先で左折、30m先でまた左折と、小刻みな動きで事務所へと引き返していきました。

愛知1区の行方

河村氏の選挙戦は、「老い」との戦いにもなりそうです。果たして、河村氏は再び国政の舞台で暴れることができるのか?熊田氏は、強敵を相手に議席を守り抜くことができるのか?愛知1区の行方から、目が離せません。