タレントの国分太一(51)が記者会見まで開いてコンプライアンス違反に関する「答え合わせ」を求める一方、頑なに拒否を続ける日本テレビに対し、松岡昌宏(48)が盟友として、そして長年の共演者として、複雑な胸中を初めて明かした。TOKIOや番組のファン、そしてより多くの人々へ現状を伝えるべく本心を語る松岡の言葉は、日本テレビへの不信感と、国分太一の未来への温かい眼差しに満ちている。この独占告白は「週刊新潮」に掲載された。
日本テレビへの不信感と『ザ!鉄腕!DASH!!』の行方
松岡は、騒動後の国分とのやり取り、そして共に『ザ!鉄腕!DASH!!』を作り上げてきた日本テレビへの不信感を募らせている。彼は、番組に関する判断は自分たちの立場ではないとしつつも、国分が番組を降板した時点から、今後の番組との向き合い方について考え続けていると語る。多くのスポンサーやスタッフ、後輩たちが番組を支える中で、「もうこれ以上はやめます」とは言えないという責任感がある一方で、松岡は日本テレビからの説明がない現状に疑問を投げかける。
会見で自身の思いを語るTOKIOの松岡昌宏
「日本テレビさん側が、私のそのような思いを把握した上で判断していただければ、まったく構わない」と語る松岡。しかし、何も説明がない中で、今後番組のディレクターが自分たちをどう演出するのか、『鉄腕DASH』のファンがどう見るのかを懸念している。視聴者の立場に立てば、「何か気持ち悪いぞ」と感じるだろうと指摘し、現状は「とても奇妙なことが起こっている」と言わざるを得ないと述べた。
株式会社TOKIOの独立と新たな道
2021年に松岡、城島、国分が設立した「株式会社TOKIO」は、先日「STARTO ENTERTAINMENT」社とのエージェント契約を年内をもって終了することを発表した。松岡は、自身がもうすぐ49歳、城島が55歳となる中で、「新しいことに挑んでいく、自分の可能性を広げるためにはここはしっかり独立してやっていこう」という判断に至ったと説明する。STARTO社からは残留を打診されたものの、新たな道を選択したという。
この独立の相談には国分も加わっていた。「株式会社TOKIO」は残務整理が済み次第、解散する方針だ。広報担当でもある松岡は、今回の独白もその残務整理の一環と捉えている。
国分太一の未来と松岡昌宏の夢
松岡は、国分と日本テレビの話し合いが平行線のままだろうと推測しつつも、「日本テレビさんとしては国分さんにはなかなか伝えられない事情があるのかもしれないが、ならば、松岡、城島に何か説明をしてもらえないだろうか」と、日本テレビ側からの「歩み寄り」を求める。
国分太一の人生はこれからも続いていく。松岡は、国分が自ら起こしてしまったことについては真摯に反省しながら、次の道を模索していく姿をメンバーとして見守っていくと語る。さらに、自身のYouTubeチャンネルに国分が出演する、あるいは国分がチャンネルを立ち上げて松岡が出演する、といった可能性を示唆した。その場合、最初の回では今回の件をきちんと説明し、許されるなら2回目以降はもっと自由に活動したいと、それが今の夢だと明かした。
出典: 週刊新潮 2025年12月11日号





