ウクライナ国防省の情報機関「情報総局」は24日、ロシアで軍事訓練を受けた北朝鮮兵の最初の部隊が、ウクライナとの戦闘地域に到着したと発表した。23日に露西部クルスク州で「姿が記録された」としている。8月からウクライナ軍が越境攻撃を続ける同州で、北朝鮮兵が戦闘に加わる可能性がある。
発表によると、北朝鮮からは将官3人、将校500人を含む、推定約1万2000人が露国内に派遣されており、露東部の5か所で軍事訓練を受けているという。今回、クルスク州に到着したとされる部隊の規模は明らかにしていない。
同局は、北朝鮮兵の訓練を監督する責任者に、ユヌスベク・エフクロフ露国防次官が任命されたとの見方も示した。北朝鮮兵には弾薬や寝具、冬服のほか、月にトイレットペーパー50メートル、せっけん300グラムが支給されるとの情報も明かした。