ウクライナや欧米の複数のメディアは25日、消息筋の話として、ロシアで24日に閉幕した主要新興国の枠組み「BRICS」の首脳会議への出席を終えたグテレス国連事務総長が、ウクライナ訪問を望んだものの、同国のゼレンスキー大統領が拒否したと伝えた。
グテレス氏がロシアでのBRICS首脳会議に出席し、プーチン露大統領と握手したことなどを問題視したという。
グテレス氏は24日のBRICS首脳会議の拡大会合に出席。「ウクライナには公平な平和が必要だ」と訴えていた。
露国営タス通信は25日、国連のハク事務総長副報道官が「グテレス氏の訪問日程をウクライナ側と調整中だった」と述べた一方、訪問が拒否されたかどうかは「承知していない」と話したと伝えた。(小野田雄一)