兵庫県警察学校で初任科生の教え子に丸刈りを強要したなどとして、指導教官だった30歳代男性警部補について、県警が警務部長訓戒としたことが、読売新聞の情報公開請求でわかった。9月6日付。
捜査関係者によると、警部補は昨夏以降、寮生活を送る20歳代の初任科生2人が、洗濯機を使う際のルールを破ったことに立腹。「気合を入れろ」とバリカンを手渡し、丸刈りを強要したという。
また、訓練中にミスがあったとして、30分~1時間にわたって腕立て伏せやスクワットを初任科生に強要したり、帽子で頭をたたいたりした。男女16人がパワハラの被害に遭っており、県警の調査に対し、警部補は「イライラして感情的になった」と説明したという。