マレーシアで観光バスがトレーラーに追突、日本人観光客10人負傷、1人死亡

マレーシア旅行中の悲劇、観光バスが追突事故

24日午後、マレーシア西部のペラ州で、日本人観光客11人を乗せた観光バスがトレーラーに追突する事故が発生しました。この事故で、サイトウミチヨさん(73)が亡くなり、日本人10人が負傷、うち4人は入院しています。運転手とガイドも怪我を負ったとのことです。

事故の状況

事故現場は、高速道路上で、バスが後方からトレーラーに衝突したとみられています。バスのフロント部分は大きく破損しており、事故の衝撃の大きさを物語っています。

ツアーの内容

このツアーはJTBが主催するもので、「マレーシアの魅力を7日間に詰め込みました!」と銘打った、50~80代までの日本人観光客を対象としたものでした。料金は基本プランで1人15万円。

ツアーは21日にマレーシアへ到着し、プトラジャヤのピンクモスクやペナン島の夜景など、各地の観光地を巡るものでした。事故当日である24日は、避暑地として知られるキャメロンハイランドへ向かう予定でした。

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事故発生時の状況

事故発生時、バスはペナンのホテルを午前9時に出発し、ブキッメラを観光後、クアラカンサに向かう途中でした。昼食後、約1時間走行した高速道路上で事故は発生しました。

JTB側の対応

JTBの山北栄二郎社長は、「旅行を主催した会社として誠に申し訳なく、心より深くおわび申し上げます」とコメントし、事故原因の究明と再発防止に全力を尽くすとしています。

JTBによると、バスは契約しているマレーシアの会社が手配したもので、現地の運転手とガイドが乗車していました。また、安全基準については、JTBの企画するツアーのため、現地オペレーターとバス会社に求める安全基準を契約に盛り込み、1日の走行距離も制限していたということです。

事故原因

現時点では事故原因は明らかになっていませんが、運転手の健康状態は良好で、飲酒などの情報も入っていないということです。警察は、事故原因について詳しく調べています。

海外旅行の安全確保

今回の事故は、海外旅行中の安全確保について改めて考えさせられる出来事となりました。旅行会社は、安全対策を徹底するとともに、万が一事故が発生した場合の対応についても、しっかりと準備しておく必要があります。

旅行者も、旅行先の交通ルールやマナーを事前に確認し、自身の安全を守るように心がけることが大切です。